「このたび、大統領の面接を受けられた動機はなんですか?」
「はい、私は大統領になって尊敬されたいと思っています。そのためにぜひ大統領になりたいのです」
「そうですか。理由はそれだけですか?」
「はい、それだけです。しかし熱烈に願っています。わたしは今まで一度も人から尊敬されたことがありません。
人から軽蔑されてばかりです。情けないやつだとか、ダメなやつだとか、しか思われないのです。
しかし大統領になったならば、きっと尊敬されるのではないだろうか。チヤホヤされるのではないだろうか。
えらそうな顔ができるのではないか。余裕かませるのではないか。気に入らない奴を死刑にできるのではないか、と、そのように思うのです。
だからぜひ大統領になりたいのです!そしてみんなから尊敬されたいですし、愛されたいですし、女にもモテたいのです!」
「そうですか。動機は良く分かりました。ではおってご連絡を差し上げます。今日はご足労ありがとうございした」
「はい、今日は面接のお時間いただきありがとうございました。ではご連絡お待ちしています。失礼します」
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